まえがき
2年前に中古のQIDI TECH Shadow 5.5sを1万円で購入しました。
購入から今まで、付属されていた開封済みのレジン200g前後をBlenderの猿(スザンヌ)の印刷に使用して以来、部屋の片隅で眠らせていました。
ですが、ヤフーショッピングで新年のオトクなクーポンを持っていた為、使用しないのも勿体ないと思いELEGOOの1000gレジン(グレー)を購入しました。
印刷は以前からやりたいと思っていたので、これを機に挑戦することにしました。
今回、印刷に挑戦したのは「ウーパールーパーベア」と言うオリジナルのキモかわいいクリーチャーです。
YouTubeにタイムラプス動画をUPしていたりするので、良ければ見てみて下さい。
さっそく印刷
- 露光時間の設定はELEGOOレジンの推奨(範囲)で適当に設定してます。
初期層の露光時間:60秒
通常の露光時間:8秒 - 印刷のサポート設定はコロコロ変更して最適なものを探っており、筆者にもよく分かっていない為、特に解説はありません。
- 二次硬化の時間は色々試してみましたが、長すぎると焼けたように変色するので、4方向からそれぞれ1分ずつ計4分が筆者的にはバランス良さそうでした。
失敗
筆者が印刷に奮闘した記録ですので、特にノウハウはございません。
自作モデルに印刷サポートを付ける作業は初めてでしたが、2年前に何度か失敗した経験があったので、1回目から“モノ”として出力する印刷は出来ました。
しかし思ったようなクオリティではありませんでした。
2回目に横向きで印刷しましたが、サポートが困難な形状だったようでプラットフォーム側に大きく潰れてしまいました。
3回目はサイズを変えて印刷しましたが、1回目と同じような形で破綻が見られました。
ここで1度モデルの調整を行ってから4回目を印刷し、それまでで1番理想的な出力が出来ましたが、背面側にサポートを設定していた事でエラ周りの破綻は同じような状況だった為、再度モデルの調整を行い前面側にサポートを設定して5回目を印刷してみました。
5回目は前面にサポートを設定したことで印刷プラットフォームと足先の距離が近くなり上手くサポートが乗りませんでしたが、エラ周りは比較的綺麗に出力出来るようになりました。
同じ設定で6回目を行いましたが、尻尾側に破綻が見られたので途中で停止しました。
ここまで6回印刷して来ましたが、ある程度の失敗は想像していたのと、サポート設定の見直しなど回数を重ねる度に良くなっていく自信があったので問題ありませんでしたが、既に4日掛かってレジンも2~300gくらい消費したのでモチベが無ければ絶対にやって無かったと思います。
成功?
7回目にして、98%くらい成功の出力が出来ました。
サポートを取り外す技術やツールを持っていなかった為、失敗を前提に何度か同じ設定で出力してみました。
手、足先、顔、エラ周りが印刷と同様にサポートを取り外す際にも難所で、折ったり削れたりしてしまい、結局85%くらいの完成度に。
サーフェーサーも吹き方が良く分からないので、ムラが出てしまいました。
2年前に触った時より、レジンに余裕もあったので楽しみながら作業が出来たと思います、あまり視野に入れていませんでしたが造形した作品をこまめに出力するのも悪くないなと思いました。
反省点
まず、レジンVATのFEPフィルムがハチャメチャに汚いままなのを知りつつ予算と時間の都合上購入しませんでしたが、印刷結果に大きく影響を与えたのではないかと思います。
サポートの設定も最適解が最後まで掴めず、同じように印刷に悪い影響を与えたと思います。
そして最も反省すべきは、サポートを取り外す技術やツールを持っていなかった事だと思います。
印刷された状態からサポートを取り外す作業で作品としての完成度ががくっと下がってしまったのは、不徳の致すところでありました。
ひとまず、リューターや先細ニッパーのような当たり前に持っていなければいけないような必須道具を揃える事にします。
あとがき
今は高性能なLCD(Liquid Crystal Display)よりもFFF(Fused Filament Fabrication)の方式でそこそこのスペックのデカすぎない機種が欲しいです。
2024年1月現在ならAnycubic Kobra 2 Neoが個人的にはコスパ良さそうです。
コメント
good!!!
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